サーフィン連盟新理事に競泳五輪メダリストの松田丈志氏「経験を選手に」
日本サーフィン連盟は28日、都内で社員総会を開催。役員改選を行い、競泳男子で、3大会連続で五輪メダルを獲得した松田丈志氏を新理事に選出することを決めた。任期は4月1日から2年間となる。
松田氏はサーフィンの五輪予選となった19年ワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当)のアンバサダーを務めていた。酒井厚志理事長は「アンバサダーをやっていただいたおかげでつながりができた。松田さんも結構サーフィンが好きで。(出身が)宮崎の延岡で、サーフィンを楽しむ地元の友達もいて。『サーフィンのことなら手伝いますよ』と前向きにオファーを受けて頂いてた」と経緯を明かした。
松田氏は08年北京五輪、12年ロンドン五輪の200メートルバタフライで銅メダルを獲得し、12年ロンドン五輪400メートルメドレーリレーで銀メダル、16年のリオ五輪800メートルリレーで銅メダルを得た“競泳界のレジェンド”だ。酒井理事長は「(五輪で)サーフィンは初めての競技。五輪の会場に魔物がいると言われるぐらいですから、松田さんの経験を選手に伝えられたらすごく宝になる」と期待を込めた。
理事は10人中3人が女性理事となることも決定した。酒井理事長は「元々女性の方を入れていこうという話があった。これからもっと増えると思います」と説明した。