「フィギュアスケート・世界選手権」（２８日、ストックホルム）

　エキシビションが行われ、女子日本勢最高の６位に入った坂本花織（２０）＝シスメックス＝は、黒の女忍者「くノ一」風衣装で「ＪＩＮ」を演じた。和楽器の音色が響く和のプログラム。冒頭のアクセルジャンプで転倒したが、切れ味抜群のステップで曲の世界観を表現した。

　報道陣の取材には「３年前に平昌に出場できたことは本当にうれしかった。大変だったけど、出られた喜びは自分しか分からない。北京に出たい気持ちは誰にも負けない」と、１１カ月後に迫る２２年北京五輪出場へ決意表明。今大会の成績で３枠を獲得し「取れたからには自分が出たいので。今季の頑張りが無駄にならないように、来季もここからまた上がっていけるようにしたい」と語った。