高梨沙羅は総合Vならず 1回目に会心のジャンプも…風に阻まれ7位「仕方ない」
「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯」(26日、チャイコフスキー)
高梨沙羅(24)=クラレ=は126メートルの109・4点で7位にとどまった。個人総合首位から2位に転落し、4季ぶりの総合優勝を逃した。強風のため2回目の途中で打ち切りとなり、1回目の成績で順位を決定。3位に入った21歳のニカ・クリジュナル(スロベニア)が初の個人総合女王に輝いた。19歳のマリタ・クラマー(オーストリア)が146・5メートルで4連勝し、今季7勝目、通算8勝目を挙げた。
4季ぶりの個人総合優勝は風に阻まれた。最終戦を総合首位で迎えた高梨は1回目に「シーズンで3本の指に入るぐらい良いジャンプが飛べた」と高い飛行曲線を描いた。だが後半に風をもらえず、K点(125メートル)の1メートル先に落ちた。その後、条件が悪化し、2回目は訪れず、試合は終了。「仕方ない」と無念の結末を振り返った。