早稲田大大学院スポーツ科学研究科の修士課程1年制を修了した大相撲の荒磯親方(元横綱稀勢の里)が29日、東京都内で学位記を授与された。26日の学位授与式は春場所期間中で出席できなかったため、指導を受けた平田竹男教授から特別に手渡された。
荒磯親方が「新しい相撲部屋経営の在り方」とのテーマで作成した修士論文は、最優秀論文として表彰された。学位記を手にし「視野が広がり、人生で貴重な経験を積むことができた。もっと成長していきたい」と述べた。平田教授は「課題に対して本当に一生懸命取り組み、論文の内容には一貫性があった。何もかもが面白かった」と評価した。