大坂なおみ“地元”で初8強、連勝23に伸ばす 開催地近郊育ち「お気に入りの大会」
「テニス・マイアミオープン」(29日、マイアミ)
女子シングルスで第2シードの大坂なおみ(23)=日清食品=は4回戦で世界ランキング17位のエリーズ・メルテンス(ベルギー)に6-3、6-3で快勝し、8強入りした。準々決勝で同25位のマリア・サカリ(ギリシャ)と対戦する。
3回戦が不戦勝だった大坂は、粗さの目立った初戦の2回戦から一転、安定感あるプレーで実力者メルテンスを圧倒した。開催地のマイアミ近郊で育ち、思い入れある大会で初の8強。昨夏からの連勝も23に伸ばし「自分にとって非常に大きい。お気に入りの大会の一つだから」と喜んだ。
第1サーブの成功率は67・9%と、初戦の49・3%から大きく改善。速さ一辺倒ではなく、回転をかけ相手のバランスを崩すサーブを織り交ぜ、主導権を渡さなかった。
コート内での不安材料は見当たらず、初優勝へ死角はない。「一試合一試合戦って、最終的に優勝できればいい」との言葉に自信と風格が漂った。