2021.03.31

井上康生監督「古賀さんの思い受け継ぐ」　平成の三四郎しのぶ

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　柔道男子日本代表の井上康生監督（４２）が３０日、オンラインで取材に応じ、２４日に５３歳の若さで死去したバルセロナ五輪男子７１キロ級金メダルの古賀稔彦さんへの思いを語った。

　柔道家としての憧れと同時に、飾らない人柄がしのばれるという。自身が中学生の時、地元宮崎に来訪した古賀さんに稽古をつけてもらう機会があり「『お前強いな。頑張れよ』と声を掛けられ大きな力をいただいた」。最近では井上監督の長男が古賀さんを質問攻めをした際にも丁寧に答えてくれたといい「誰に対しても気さくに接してくれた。すごい方だった」と悼んだ。

　「古賀さんの思いは我々がしっかり受け継ぎ、さらなる柔道界の発展のために頑張る」。「平成の三四郎」の魂も背負い、今夏の東京五輪を戦い抜く。