伊藤みどりさん再び長野県で聖火灯す「あしたの光になってくれたら」荻原健司さんも

長野県の最終走者を務め、聖火皿に聖火を移した伊藤みどりさん=1日夜、長野市
トーチを掲げて走る聖火ランナーの荻原健司さん=1日夜、長野市
笑顔で走る聖火ランナーの上村愛子さん=1日午後、長野県白馬村
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 東京五輪の聖火リレーは1日、長野県での1日目が行われた。第7区間は善光寺本堂、長野オリンピックメモリアルパークを通過した。到着イベントは長野市役所前で、無観客で行われた。

 1日目の最終ランナーはフィギュアスケート女子で92年アルベールビル五輪銀メダリストの伊藤みどりさん(51)が務め、聖火皿に火をともした。「あした筋肉痛になりそう」と息を切らしつつも、「みんなの思いを無事に長野で点火できてホッとしています」と笑顔だった。

 伊藤さんは98年長野冬季五輪で聖火リレーの最終点火者を務めている。「選手として聖火を見るのと、みんなの思いを(点火)する聖火と、今回はランナーとして出させてもらった」と振り返り、「世の中がちょっと暗かったりしますけど、このともしびがあしたの光になってくれたらと走りました」と話した。

 第7区間の第1走者はノルディック複合で92年アルベールビル、94年リレハンメル五輪の団体戦で、2大会連続で金メダルを獲得し、“キング・オブ・スキー”の異名を持つ荻原健司(51)さんが務めた。善光寺本堂をスタートし、土産物店が立ち並ぶ「仲見世通り」を無観客の中走り抜けた。到着後は「幸せで一杯です。無観客でしたけど、ライブ中継をご覧になったと思う。東京に到着した時には大きな炎になって世界を照らしてほしい」と大役を振り返った。

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