空手・植草選手、刑事告訴は撤回 パワハラ被害で

 東京五輪の空手女子代表でパワハラ被害を訴えている植草歩選手(JAL)が、全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫選手強化委員長を傷害容疑で刑事告訴する方針を撤回したことが1日、分かった。代理人の境田正樹弁護士が明らかにした。全空連の倫理委員会が「(香川氏の)竹刀を用いた練習は大変危険で、全く認められるものではない」としたことを受け、方針を転換した。

 3月31日に行われた倫理委は香川氏による竹刀を使った練習で植草選手が目を負傷したと認定。全空連は理事会で処分を決定する。

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