橋本会長 MIKIKO氏の半年連絡なく責任者変更主張に「受け取り方で不具合」
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が2日、都内で定例会見を行った。
先日、大会延期まで五輪開閉会式の演出担当の責任者だったMIKIKO氏が、自身のSNSを更新し、延期から6カ月経った昨年10月まで連絡がなく、自身が電通に問い合わせた結果、すでに責任者に別の演出家が据えられていたことを明かし、その後、辞任していたことを公表した。
同件について問われた橋本会長は「私が報告を受けているのは、MIKIKO氏と組織委の間では、しっかりとした情報共有の話し合いがされてきたと伺っている。様々な状況の中で受け取り方、情報共有がなかなかできていなかった部分もあったのかと思いますけれど、それぞれの取り方で色々な不具合があったのかというふうにも思う」と見解を述べ、「今後しっかりとした対応をしていかないといけない」と、話した。
延期とコロナ対応による簡素化に伴い、MIKIKO氏に代わり昨年末から総合統括を務めていた佐々木宏氏は文春報道で女性タレントを侮辱する演出案を報じられ、辞任している。組織委はこの日、総合統括について、後任はおかないことを発表した。