姫野和樹、王者との試合に勝ち「すごくうれしく」通訳帯同なしでもコミュニケーション奮起
「スーパーラグビー・アオテアロア、クルセイダーズ12-33ハイランダーズ」(2日、クライストチャーチ)
トヨタ自動車から期限付きでハイランダーズに加入した日本代表の姫野和樹が、8番で初先発。今季開幕から4戦無敗だったクルセイダーズからの勝利に貢献した。試合後、日本メディアへ向けたオンライン会見では、「とにかく勝てたことがすごくうれしく思っています」と語った。
姫野は前半の終盤に、相手ボールのラインアウトからの展開で、ノットリリースザボールを誘ってジャッカルに成功した。後半に入ってからも、相手選手に果敢にタックルに行っていた。後半途中で姫野は交代で退き、チームの勝利を見届けた。
王者クルセイダーズ戦での勝利。「今季初先発で、先発は本当に1年ぶりなんで。そんなに納得はしていないですけど」と個人としては、控え目な感想だったが、「そんなに焦る必要もないなと思ってます。これから研ぎ澄ましていければいいんじゃないかなと思っています」と自身の力を示していく考えでいる。
今回は遠征に、いつもついてくれている通訳が不在で、頑張って自分自身でコミュニケーションをとったという。「みんな真剣に聞いてくれるので、メンタル的に苦だった、ということはなかったですね」とチームの一員として溶け込んでいることをうかがわせた。