文春VS組織委 泥沼化の様相 大会まであと4カ月も…開閉会式演出案の掲載巡り

 週刊文春が東京五輪開閉会式の責任者だったMIKIKO氏による演出案を報じた問題で、大会組織委員会と週刊文春が2日、主張の応酬を繰り広げた。

 1日に組織委は同誌に対して、著作権侵害を主張し、厳重抗議と販売差し止め、回収を求めていたが、文春はこの日、反論声明を発表。組織委の要求を「不当な要求」「異常」と断じ、応じない構えをみせた。

 その後、組織委の橋本会長は定例会見で、「報道の自由を制限するものではない。業務妨害にあたる」と再反論。法務担当者も「著作権法第41条にある報道利用は、適用されないと判断しての抗議」と説明。すでに警視庁に相談していることを明かし「色々な可能性を検討していく」と、法的措置も示唆した。本番まであと4カ月を切る中、事態は泥沼化の様相を呈してきた。

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