池江の東京五輪内定 IOCバッハ会長が祝福「東京でお会いできるのが待ちきれない」
「競泳 日本選手権」(4日、東京アクアティクスセンター)
女子100メートルバタフライ決勝が行われ、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=が、57秒77で優勝した。メドレーリレーでの派遣標準記録(57秒92)を突破し、東京五輪代表入りが確実となった。
池江の涙の復活Vに、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長も祝福のコメントを発表。「五輪選手は決して諦めません。白血病と診断されてからわずか2年で東京五輪に出場する、がんサバイバーの池江璃花子さん、おめでとうございます。東京でお会いできるのが待ちきれません」と、祝福した。
池江の復活は世界でも大きな反響を呼んでおり、ライバルのリオ五輪100メートルバタフライ金メダリストのサラ・ショーストロム(スウェーデン)が自身のインスタグラムで、「Amazing(アメイジング)」とハートマーク付きで感動を綴った。
世界のメディアも速報し、オリンピックの公式ツイッターは「彼女はやってのけた!」とつぶやいた。AP通信は「白血病と診断されてからわずか2年で、五輪出場を決めた」、欧州メディアの「RTL」も「2年前に白血病となった池江璃花子が東京五輪のチケットを獲得」と、驚きをもって報じた。