空手の香川強化委員長が辞意 パワハラ問題で

 空手の東京五輪組手女子61キロ超級代表、植草歩選手(28)=JAL=からパワーハラスメント被害を受けたと訴えられた全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫選手強化委員長(65)が辞意を固めたことが6日、分かった。全空連の理事も退く意向で、7日にも辞任届を提出する。五輪まで4カ月を切った段階で強化責任者が代わる異例の事態となる。

 全空連は9日に臨時理事会を開き、辞任届の扱いや香川氏の処分について協議する見通し。3月31日の倫理委員会では、香川氏による竹刀を使った練習で植草選手が目を負傷したと認定。「大変危険で全く認められるものではない」との見解を示していた。

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