水沼尚輝が逆転勝利で初五輪 19年世界選手権銅メダル相当の好タイム

 「競泳・日本選手権」(9日、東京アクアティクスセンター)

 3種目で決勝が行われ、男子100メートルバタフライは水沼尚輝(24)=新潟医療福祉大職=が51秒03で制し、2位の川本武史(26)=トヨタ自動車=とともに内定。

 水沼が逆転勝利で初の五輪切符を手にした。日本記録にはわずか0秒03届かなかったが「自己ベストを出したし、派遣も突破して優勝できた。夏に向けて良いスタートが切れた」。19年世界選手権銅メダル相当の好タイムに手応えを口にした。

 隣レーンでは準決勝で日本タイ記録を出した川本が泳いだものの「焦る気持ちはなかった」。水沼は前半を3番手と遅れたが「隣を見ると意識してしまうので、自分らしいレースをしようと思っていた」と落ち着いた泳ぎで後半に追い上げ、ゴール直前で差しきった。

 五輪では同種目でのメダル獲得がなく、日本初の表彰台に期待がかかる。「僕自身が新たな歴史を刻んでやろうという強い気持ちで頑張りたい」。勝利を自信に、大舞台で名を刻む。

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