おのののか夫、競泳・塩浦慎理が五輪リレー代表に滑り込み 選考会で不発も追加選出

 日本水泳連盟は11日、競泳の東京五輪代表を発表し、リレー要員として男子自由形の塩浦慎理(29)=イトマン東進=ら4人を選んだと発表した。

 日本の短距離をけん引してきた第一人者が、滑り込みで2大会連続の代表入りとなった。塩浦は10日まで開催された五輪代表選考会を兼ねる日本選手権に出場したが、本命の100メートル自由形で5位に終わり、上位4人のリレー代表入りは絶望的だった。

 ただ、同2位に入った松元克央(セントラルスポーツ)が個人種目の200メートル自由形でメダルを狙うため、日本水連は400メートルリレーの負担軽減を目的に、次点の5位だった塩浦を追加で選考したと説明した。

 塩浦は、大会最終日のレース後には東京五輪の1年延期でモチベーションを失っていたことを明かしていた。「去年(2020年)に合わせすぎた反動で、この1年は水泳に向き合えなかったというのが正直なところ。やる気がなかったのに(五輪代表に)入れるほど甘くない。やりきった感じはない」と話し、今後についても「今は水泳に対して情熱がもてない。また泳ぎたいという気持ちがあれば、次の五輪を目指せるかもしれないが…」と意気消沈していた。

 ただ、昨年9月にはタレントのおのののかと結婚。「僕の中で大きなイベントだった。近くで応援してくれる妻がいて、やる気をもらっていた。結婚してなかったらこの大会(選考会)に出ていない。本当はもうちょっと格好いいところ見せたかった」と話していただけに、五輪で輝くチャンスが復活した。

 競泳の東京五輪代表は、日本選手権で切符を獲得した29人に加え、計33人(男子17、女子16)となった。

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