二階氏の五輪中止発言に組織委・橋本会長は不変の姿勢「今まで通り準備を」

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が15日、都内で取材に応じた。自民党の二階俊博幹事長が、新型コロナ感染がさらに拡大した場合の大会開催について「とても無理と言うならやめないといけない」と中止も選択肢との考えを示したことについて、「それだけ心配していただいていると受け止めた。組織委としては、これなら(大会を)やれる、と思ってもらえるような舞台をつくるのが責務。しっかり準備に取り組んでいくことは全く変わらない」と不変の姿勢を示した。

 二階氏はこの日の番組収録で、大会中止も選択肢との考えを示し「五輪で感染をまん延させたとなれば、何のための五輪か分からない。その時の判断だ」などと語った。しかし、その後に文書を通じて「何が何でも開催するのかと問われれば、それは違うという意味で発言した」と釈明した。

 組織委としても、大会中止を選択肢に入れていることは否定。橋本会長は「あらゆる医学、科学の知見を結集して、やれるんだと思ってもらえるように準備したい。改めて身が引き締まる思いで幹事長の発言を聞いた。今まで通り、今まで以上に準備をすることに尽きる。安全安心最優先の準備をしていくことしかない」と述べた。

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