羽生結弦SP今季ベスト107・12点、応援席にピース 宇野から「力とか魂とか」受け奮起
「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(15日、丸善インテックアリーナ大阪)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、羽生結弦(26)=ANA=は国際スケート連盟(ISU)公認大会では今季自己ベストとなる107・12点だった。
冒頭の4回転サルコーは美しく着氷し、出来栄え点の加点とあわせ14・16点を獲得。4回転トーループ-3回転トーループも大きく加点され17・88点。ジャンプ3要素目のトリプルアクセルはこらえる形で着氷させた。フィニッシュの後は、日本の応援席へ向けてピースサインを掲げていた。
直前に宇野が苦戦していたことを受け、「彼(宇野)の力とか魂とか受け取れて頑張れたと思います。自分が一番貢献できることは自分の演技にしっかりと入り込んで、自分のペースでやることだと思っているので。ただ、今日は最後の最後まで宇野選手とともに力を借りて滑らせていただいたなと思っています」と振り返った。4回転ジャンプを決められ、「前半のサルコーとトーループジャンプを初めて、このプログラムで、試合できれいに決めることができて成長しているなって思えています」と手応えもつかんだようだった。
イタリア、カナダ、ロシア、フランス、米国、日本の6カ国が出場。男女シングル(2人ずつ出場)、アイスダンス、ペアでの2本の演技それぞれに、順位に応じた得点が割り振られ、その合計で順位を競う。1位が12点で、順位が下がるごとに得点も1点ずつ下がる。