村上茉愛が貫録首位発進「優勝して代表に」 体操の五輪選考会本格スタート

ゆかで華麗な演技を披露する村上茉愛=高崎アリーナ(撮影・堀内翔)
段違い平行棒で華麗な演技を見せる村上茉愛=高崎アリーナ(撮影・堀内翔)
女子予選、平均台の演技をする村上茉愛(代表撮影)
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 「体操・全日本個人総合選手権・第1日」(15日、高崎アリーナ)

 女子予選が行われ、2連覇を狙う村上茉愛(日体ク)が4種目の合計56・266点の1位で17日の決勝に進んだ。2位は畠田瞳(セントラルスポーツ)、3位には平岩優奈(戸田スポーツクラブ)が入り、左アキレス腱断裂から復帰し、3大会連続五輪代表を目指す寺本明日香(ミキハウス)は53・988点で4位につけた。

 貫録の演技で堂々の首位発進を決めた。村上は「今季初演技で緊張していた」と、1種目目の平均台の序盤で前方宙返り後に大きくふらついて、目標としていた14点台に届かず。しかし、得意の床と跳馬で1位の得点を叩きだすなど地力の違いを見せつけて、2位に1・167点差をつけて抜け出した。「切り替えて、確実に1位になれた。決勝に向けてもいい気持ちで臨める」と、うなずいた。

 日本女子の中で頭一つ抜きんでた存在。エースとして、五輪本番の金メダルを見据えながらの選考会、トップ通過しか見えていない。「優勝して代表に入りたい」。頂点は誰にも譲るつもりはない。

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