空手のパワハラ認定せず 強化委員長解任の連盟

 空手の東京五輪組手女子61キロ超級代表の植草歩選手が香川政夫前選手強化委員長からパワハラを受けたと訴えた問題で、全日本空手道連盟がパワハラを認定しなかったことが、16日までに開示された文書で明らかになった。

 公式サイトの倫理委員会報告書の骨子などによると、香川氏の行為は「身体的暴力」に直接該当しないものの「不適当な行為」と結論づけられた。その上で、全空連理事会が「選手強化委員長という社会的立場の高さに照らし、竹刀稽古に関わる言動をもって、強化委員長を解任すること」を決議したと説明。こうした経緯を踏まえ、パワハラなどの訴えは「調査には及ばない」とした。

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