ラグビー 姫野が移籍後初トライ スーパーラグビー

 試合後、オンライン取材に応じたハイランダーズ・姫野
ブルース戦でトライを決めるハイランダーズの姫野(下)(ゲッティ=共同)
ブルース戦でタックルを受けるハイランダーズの姫野(ゲッティ=共同)
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 「スーパーラグビー・アオテアロア、ハイランダーズ35-29ブルーズ」(16日、ダニーデン)

 3試合連続の先発出場を果たしたハイランダーズのナンバー8姫野和樹(26)が移籍後初トライを決めた。前半には代名詞のジャッカルを2本決めるなど後半10分までプレーし、勝利に貢献した。試合後にオンライン取材に応じ、「日本語も通じなくて不安もあった中、みんなといいラグビーができて自分もトライが取れて幸せな気分になりました」と振り返った。

 3-7とリードを許して迎えた前半15分。敵のゴールライン手前まで持ち込み、ラックから出たボールを受けた姫野が最後はインゴールに押し込んだ。トライ直後に雄たけびを上げ、チームメートから祝福を受けた。「チームメートのサポートに感謝しながら、自分のトライにおいしいビールでも飲もうかな」と笑顔を見せた。

 サンウルブズのメンバーとして18年までに2トライを決めており、スーパーラグビーでは通算3トライ目となった。

 大活躍の中でも「ボールキャリーで自分の持ち味を出せなくて不完全燃焼の感じになってしまった」と個人の反省点を挙げた。後半10分での途中交代には「もう少しプレーしたかった」と本音も漏れた。ただ、「とにかくチームが勝てたことがよかった」と充実の表情は変わらなかった。

 12日に発表された日本代表候補にも名を連ねた。「ゲーム感覚はだいぶ戻ってきた。一歩一歩ステップアップしている感じはある。23年(W杯)に向けて自分の力を最大限に発揮できるようにやっていく」と姫野。確実に成長した姿を代表でもみせつける。

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