陸上男子マラソンで五輪に2度出場した瀬古利彦氏の長男昴(すばる)さんが13日午後10時37分、悪性リンパ腫の一種、ホジキンリンパ腫のため神奈川県内の病院で死去した。34歳。利彦氏が16日、発表した。葬儀・告別式は19日に家族葬で行う。喪主は利彦氏。
25歳でホジキンリンパ腫を発症し入退院を繰り返した。21年3月、闘病生活についてつづった本を出版。利彦氏は「厳しい治療を何度も乗り越えながら、明るく前向きに生きました。自分と同じく病に苦しむ人を励まし、勇気づけようとしていた彼の姿は親の目から見ても尊敬できるものでした。今はただゆっくり休んでほしいと思います」とコメントを出した。