香川前強化委員長のパワハラ認定せず 全日本空手道連盟「不適当な行為」と結論
空手の東京五輪組手女子61キロ超級代表の植草歩(JAL)が香川政夫前選手強化委員長からパワーハラスメントを受けたと訴えた問題で、全日本空手道連盟(全空連)がパワハラを認定しなかったことが、16日までに開示された文書で明らかになった。
全空連は竹刀を使った練習で植草の目を負傷させたとして9日、香川氏に選手強化委員長解任の処分を下したが、パワハラ行為の有無や具体的な処分理由に関して明言を避けていた。公式サイトに掲載された倫理委員会報告書の骨子などによると、香川氏の行為は「身体的暴力」に直接該当しないものの「不適当な行為」と結論づけられた。