三浦、木原組が大健闘フリー3位 自己ベスト10点以上更新 フィギュア世界国別対抗戦
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「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(17日、丸善インテックアリーナ大阪)
ペアのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位の日本の三浦璃来(19)、木原龍一(28)組=木下グループ=は、先月の世界選手権で出した自己ベストを10点以上上回る130・83点で3位。世界ランク上位国との争いで大健闘した。
男性が頭上に女性を持ち上げる豪快なリフトでは、最高のレベル4を3つ獲得。ジャンプのミスはあったが、着氷でこらえるなど傷口を広げなかった。
SP、フリーとも3位の結果は、団体戦もある来年の北京五輪へつながる。今回は団体戦のため、個々の表彰ではないが、「本当に3位の台に乗るのが目標だったので」と三浦は思わず涙を見せた。
今大会は拠点のカナダからコーチが来日できなかったため、オンラインで指導を受けていた。ペアを組んでまだ2年。木原は「試合で先生がいない不安はあったが、2人で乗り越えられた。信頼関係がさらに築けた」と自分たちの成長を実感していた。