かど番正代、課題克服へ「いい立ち合いを増やせるように」22日は朝乃山と三番稽古?
大相撲の合同稽古3日目が21日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、夏場所(5月9日初日、両国国技館)でかど番の大関正代(29)=時津風=が幕内若隆景(荒汐)、阿武咲(阿武松)、逸ノ城(湊)相手に計11番取って7勝4敗だった。
「立ち合いの圧力を相手に伝えるようにやっています」と内容は悪くない。ただ前日の13番より番数は減少。「15番くらい考えていたんですけど、ちょっと体がまだついてきてないですね」と、疲労も感じてきている。
先場所は立ち合いが最後までしっくり来ず、負け越し。夏場所で立て直しへ、立ち合いの当たりを課題に取り組んできた。「いい立ち合いを増やせるようにしたいですね。立ち遅れないことと、最初の一歩で体重をかけつつ二歩目を素早く出すことができれば前に出る相撲、内容になるんじゃないかと思う。番数を重ねて、疲れているところからでも立ち合いは自分のほうが踏み込めてできたらなと思います」と話した。
22日が合同稽古最終日。初日に続き、朝乃山(高砂)と大関同士の三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)で締めることも視野。「お互いが合えば取るかもしれないですし、ちょっと明日にならないと(分からない)。明日僕が来ないかもしれないので」と笑わせた。