明生、朝乃山の“弱点”見つけた 新三役へ収穫あり

 大相撲の合同稽古3日目が21日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、幕内明生(25)=立浪=が大関朝乃山(27)=高砂=の三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)相手に指名され、新三役候補の実力をアピールした。3勝11敗と星数は差がついたが、左差しの猛攻で何度も追い込んだ。

 警戒するからこそ朝乃山も指名。「体も一回り大きくなり、その分、押されにくい。もろ差しの相撲も目立つ」と成長を認めた。

 東前頭3枚目の先場所、上位総当たり戦で10勝を挙げ、初の三賞となる敢闘賞を獲得。目指す新三役へ向け、この日は関取衆との申し合いも合わせ、計24番と番数を重ねた。

 「(大関は)どういう攻めが嫌がるのか。そういうところを感じることができた」と収穫を強調した。

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