ディーン元気が優勝も自己採点は「0点です」 五輪標準記録狙うも届かず やり投げ
「陸上・兵庫リレーカーニバル」(25日、神戸ユニバー記念競技場)
GP男子やり投げはロンドン五輪代表のディーン元気(29)=ミズノ=が76メートル86で優勝した。東京五輪の参加標準記録である85メートルを狙ったが、「(結果は)0点です」と悔しげ。同時間に行われた走り幅跳びで4メートル近い風速が表示された向かい風の中で、「やりだけならいいけど、走っていく自分もガッと押された」と助走から苦しんだ。
昨年11月からやり投げの本場フィンランドで合宿を行ってきた。先月の南アフリカの大会で82メートル15を出し好発進。今季は「シーズンに入ってしっかり体を仕上げた」と言うだけに、次戦の織田幹雄記念国際(29日、エディオンスタジアム広島)で「反省を生かしたい」と力を込めた。