藤沢五月が“笑撃”ショット 間違えて相手ストーン投げ「あ、待って、赤投げてる」

 カーリング女子の18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが25日、参戦しているカナダ・カルガリーでのグランドスラム大会、プレーヤーズ・チャンピオンシップで珍プレーを披露。同大会のツイッター(@grandslamcurl)で動画が投稿され、話題を呼んでいる。

 ロコ・ソラーレは準々決勝で平昌五輪金メダルのチームハッセルボリ(スウェーデン)と対戦。動画では第1エンド、先攻の最終ショットで、投げる態勢に入ったスキップの藤沢五月(29)が途中で苦笑いを浮かべる。「あ、待って、赤投げてる」。ただ、時既に遅し。自チームの黄色の石ではなく相手の赤色の石をそのままショットしてしまった。

 サードの吉田知奈美(29)も「うん、いい感じ」とコールするナイスショットだったが、間違いに気付き、相手チーム、テレビ解説者も含めて全員爆笑。規定では「プレーヤーが相手チームのストーンステージを投球した場合は、そのストーンが静止するまで待ち、自分のチームのストーンをその場所に置く」とあり、藤沢らは「ごめんなさい」と謝りながら、せっせと石の配置を整えていた。

 試合は強豪相手に延長までもつれこんだ接戦の末、6-7で敗れたが、ほっこりする場面に「両方のチームが大好き。ユーモアとスポーツマンシップの素晴らしい瞬間」、「チーム藤沢はとても親しみやすくて楽しい。このチームはそのような喜びをもたらし続けている」など多くの人が癒やされた様子だった。

 吉田は試合後、自身のインスタグラムに動画を投稿。「こんなこともありながら、エキストラエンドまで戦いましたが、1点及ばずベスト5でした。カーリングゲームの最高峰グランドスラム、すべてのゲームがプレッシャーゲームではあるけれど、やっぱりこの舞台が大好きです。また必ず帰ってこれますように」と、報告した。

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