「性的少数者の理解協力は責務」 橋本会長、五輪拠点を訪問

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は27日、性的少数者の情報発信拠点「プライドハウス東京レガシー」(東京都新宿区)を訪問した。運営メンバーらと交流し、東京大会の大きなテーマの一つである「多様性と調和」を推進するために協力することを確認した。

 松中権代表は「大会を通じて性の多様性について発信してほしい」と要望。橋本氏は「性的少数者の理解に関し、東京大会が転換点だったと思える活動をすることが組織委の責務だ」と応じた。

 トランスジェンダーの元フェンシング女子日本代表の杉山文野さんは「心理的に安全性の高い大会にしてもらいたい」と話した。

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