ライフル射撃・佐々木千鶴、一騎打ち制し初の五輪切符を獲得 敗者復活から大舞台へ
ライフル射撃女子ピストル種目の東京五輪代表決定戦最終日が29日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、佐々木千鶴(35)=岩手県警=が初の代表入りを決めた。3度目の出場を目指した小西ゆかり(飛鳥交通)との一騎打ちを制した。決定戦は2日間行われ、エアピストルと25メートルピストルの合計点で順位を決定。ともに合計1144点で並んだが、中心圏の的中数の合計で上回った佐々木が規定により勝者となった。
女子ピストルの佐々木が“敗者復活”で大舞台への出場権を獲得した。2019年秋の1次選考会では4位と振るわず、1度は代表候補から漏れたが、東京五輪の延期決定後に再び選考会参加の道が開かれ、チャンスをものにした。五輪経験者の小西との争いは「かなり緊張した」そうだが、普段通りの力を発揮。僅差で競り勝ち「運にも恵まれて結果がついてきた。まだまだ課題はあるので、本番までしっかり努力していきたい」と意気込んだ。