柔道、イランは4年間の資格停止 棄権強要、東京五輪影響なし

 【ジュネーブ共同】国際柔道連盟(IJF)は29日、2019年世界選手権東京大会でイランの政府が政治的に対立するイスラエルの選手と対戦しないよう自国選手に強要した問題で、イラン柔道連盟に23年9月まで4年間の資格停止処分を科すと発表した。

 AP通信によると、世界選手権などIJFの大会出場を禁じ、国内オリンピック委員会が選手団を派遣する東京五輪には影響しない。当初は無期限の処分だったが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)から再審議を求められていた。

 男子81キロ級元王者サイード・モラエイが19年世界選手権で政府から「辞退しなければ家族を殺す」と脅されたと告白した。

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