金井大旺 110メートル障害でリオ五輪銀メダル相当の日本新に驚き「想像以上」
陸上男子110メートル障害で、29日の織田記念国際で13秒16(追い風1・7メートル)の日本新記録を出して優勝した金井大旺(たいおう、25)=ミズノ=が30日、オンラインで報道陣の取材に応じた。
16年リオデジャネイロ五輪で銀メダル相当、19年世界選手権で銅メダル相当の好記録で集大成に位置づける五輪出場へ弾みをつけた。圧巻のレースから一夜明け、「ちょっと睡眠不足です」と笑いつつ、「決勝はすごくうまくいった。記録も想像以上にいいタイムが出ていてとてもビックリしました」と改めて振り返った。
五輪後は父の跡を継いで歯科医になると公言しており、父からはメールで「おめでとう」と祝福を受けた。さらに「同級生からもすごく連絡が来た。とてもうれしかった」と反響の大きさに笑顔を見せた。
好記録で五輪の参加標準記録も突破した。「久々にこういう舞台で結果を出すことができたので、これからも(記録を)更新できるように頑張りたい」。集大成の今夏へ、さらなる進化を誓った。