五輪テスト大会に「負担が大きい」とドイツ関係者 バブル方式に不満 飛び込みW杯

 東京五輪テスト大会と五輪最終予選を兼ねた飛び込みW杯が1日、五輪会場のアクアティクスセンターで開幕した。新型コロナ禍で外部との接触を遮断する「バブル」方式で行われた今大会に、ドイツ水泳協会の強化責任者のルッツ・ブシュコフ氏は「日本の規制がとても厳しいので、全く心の余裕がない」と不満を漏らした。

 報道陣の取材に、苦い顔で「ホテルの周りの様子が全く分からない。3食ともに自分の部屋で食べないといけない」と話した。「部屋はとても広くて過ごしやすい」としたが、「1番残念なのは外の空気を吸えないこと。選手にもトレーナーにも負担が大きい。せめてホテルの庭や駐車場を自由に歩く機会があれば」と改善を願った。

 同大会は新型コロナ禍で2週間延期しての開催となった。大会前日の4月30日には来日した大会関係者(コーチ)が同月28日夜の空港での検査で陽性となり、検疫所が指定した施設に入ったことが発表された。飛び込みのオーストラリア連盟は、東京都に緊急事態宣言が再発令されたことから「安全ではない」と判断し、選手団の派遣を見送っている。

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