阿部詩「自信つけて帰る」 五輪前最後の腕試し、柔道GSへ出発
柔道女子52キロ級で東京五輪代表の阿部詩(20)=日体大=が1日、グランドスラム(GS)カザン大会(5~7日、ロシア)に出場するため羽田空港から出発した。7月の本番前最後の腕試しとなるが、「万全の状態で試合に挑めそう。五輪への気持ちをしっかりつくるためにもこの1試合を踏んでおきたい」と意気込んだ。
約1年ぶりの実戦となった3月のGSタシケント大会は優勝したものの、海外勢から徹底的に対策されて得意の担ぎ技は不発。決勝も不戦勝だっただけに「力を出しきれず物足りなかった」と今大会の出場を決めた。
足技なども駆使しながらライバルからの包囲網を突き破る考えで「自分の柔道を出し切り、自信をつけて帰ってくる」とテーマを明確にした。