飛び込みW杯、練習時間に「密」発生 海外勢は“バブル方式”に不満
「飛び込み・W杯」(1日、東京アクアティクスセンター)
緊急事態宣言下の東京都で、46カ国・地域から225人の選手が参加する東京五輪テスト大会が開幕した。初日は練習時間に十数人の選手がマスクを外した状態で飛び込み台に並び、“密”になる場面が見られた。
日本水泳連盟の伊藤正明飛び込み委員長は「気付いてすぐに対応しました」と弁明。飛び込み台の階段に見張りを立たせて距離を取らせたといい、第2日以降は「そういうことがないように(選手に)声を掛けたい」と話した。
ドイツの強化責任者は「バブル」方式に「規制がとても厳しい」と不満を漏らした。大会はコロナ禍で2週間延期して開催され、オーストラリアが選手団の派遣を見送るなど“トラブル”が相次いでいる。この日は東京五輪・パラ組織委員会の橋本聖子会長が視察に訪れていた。