バレー男子、中国に逆転勝ち 最年少の高橋が16得点 五輪代表入りへ猛アピール

 「バレーボール・男子国際親善試合、日本3-2中国」(1日、有明アリーナ)

 東京五輪のテスト大会を兼ねて開催され、男子は3-2で中国に逆転勝利した。序盤から硬さが見られ、セットカウント1-2と追いかける展開となったが、この日先発した国際試合初出場の高橋藍(19)=日体大=が中盤以降、本来のリズムを取り戻し残る2セットを連取。フルセットの激戦を制した。女子も中国と対戦し、0-3で敗れた。

 最年少の高橋が、代表入りへ猛アピールした。初の国際試合ということで緊張もあり、序盤こそ本来の力を発揮できなかったが「徐々に雰囲気にも慣れて、自分らしいプレーが終盤になるにつれてできた」。第4セットにはサービスエースを決めるなど、この日チーム2番目の16得点で何度もほえた。

 強みとするレシーブでも粘り強くつなぐなど存在感を見せつけたが、課題も見つかった。「前衛の時のスパイクの打ち方、高さに対しての打ち方が課題と感じている」。海外の高さを経験したからこその収穫を糧に、さらなるレベルアップを図る。

 中垣内祐一監督(53)も「彼の持っているポテンシャルは出してくれたと思うけど、もっとプレーできる選手」と期待を寄せる。高橋は「(強みの)レシーブ力を前面に出して速さある動きで戦っていきたい」。五輪代表入りへ、19歳がアピールを続ける。

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