陸上男子1万メートルで伊藤達彦が東京五輪代表に内定

 1位でゴールしたことで五輪出場が内定し、感情を爆発させる伊藤達彦(撮影・高石航平)
 上位入賞で五輪出場が確定し、拳を握りしめる伊藤達彦(撮影・高石航平)
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 「陸上・日本選手権」(3日、静岡スタジアム)

 男子1万メートルは伊藤達彦(ホンダ)が27分33秒38で優勝し、東京五輪代表に内定した。伊藤は2位だった昨年12月の日本選手権で27分25秒73をマークして参加標準記録(27分28秒00)と突破しており、この日のレースで3位以内に入ったことで代表権を得た。

 A組は序盤から外国籍選手がレースを引っ張り、ほぼ参加標準記録ペースで展開。中間の5000メートルは13分48秒と、標準記録ペースからは5秒遅れで通過した。6000メートル付近からは大学生の鈴木芽吹が日本勢のトップに立ち、田沢廉(ともに駒大)、伊藤の3人が外国籍2選手と先頭集団を形成。残り700メートルでスパートした伊藤が、大学生2人を振り切った。田沢が27分39秒21で2位、鈴木芽が27分41秒21で3位だった。

 男子1万メートルはすでに昨年12月の日本選手権で相沢晃(旭化成)が27分18秒75の日本記録をマークして優勝し内定しており、伊藤が2人目。

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