五輪内定の伊藤達彦、箱根以来のライバル相沢から祝福LINE「一緒に走れるね」
3日に行われた陸上の日本選手権1万メートル(静岡スタジアム)で東京五輪代表に内定した女子の広中璃梨佳(20)=日本郵政グループ、安藤友香(27)=ワコール、男子の伊藤達彦(23)=ホンダ=が4日、静岡県掛川市内で行われた記者会見で、内定から一夜明けた心境を語った。全員が初の五輪出場。
浜松市出身。地元静岡で優勝した伊藤は、「両親や友人が応援に来てくれたので、自分の姿を見せられてよかった」と笑顔。一足先に五輪出場権を得ており、箱根駅伝時代からライバル関係の相沢晃(23)=旭化成=からはLINEで「これで(東京五輪で)一緒に走れるね」とメッセージが届いたという。
「相沢選手が決めたので、自分も絶対に決めて五輪の舞台で勝負してやろうと思っていた」と伊藤。「東京五輪では自分のような無名の選手でもチャンスがあると、持ち前のがむしゃらな走りで証明したい」と話した。