聖火、熊本地震の被災地駆ける 高校生ランナー「町の復興見て」

 東京五輪の聖火リレーは6日、熊本県での2日目を迎えた。2016年4月の熊本地震で震度7を2回観測した益城町を、地元の高校2年亀山ほのかさん(16)が走り「復興に向けて進んでいる町を、世界の人に見てもらいたいと思った」と笑顔で話した。

 地震では、東海大九州キャンパスの学生3人も犠牲に。崩落した橋に代わり今年3月に開通した新阿蘇大橋(南阿蘇村)を、在学生と卒業生計10人が、トーチを順に持ちながら渡った。卒業生の津田航士郎さん(23)は「地震を風化させてはいけないという気持ちを後輩にも引き継いでもらいたい」と語った。

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