カド番正代「勝ち越さんと話にならん」聖火ランナー辞退は「本職は力士なんで」

相撲を取り稽古した正代(日本相撲協会提供)
相撲を取る稽古で調整した正代(右)=日本相撲協会提供
若い衆相手に相撲を取る正代(右)=日本相撲協会提供
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 「大相撲夏場所」(9日初日、両国国技館)

 カド番大関の正代(29)=時津風=が6日、都内の部屋で幕下相手に約20番取って調整した。稽古後、電話取材に応じ、「問題なく調整はできたんじゃないかなと思います。とりあえず初日を迎えてみないとなんとも言えないですけど、一応、立ち合いの圧力や出足は意識して稽古はしてきたつもりです」と、まずまずの手応えだ。

 まずは2回目のカド番脱出が目標。「ちょっと、今回に関しては勝ち越さんとちょっと話にならんので。落ちちゃうんで。早い段階で勝ち越して、早いうちに安心したいです」と悲壮感を漂わせた。

 地元の熊本では前日から東京五輪の聖火リレーが行われ、本来なら自身も走者を務めるはずだった。「残念ではあるんですけど、どうしても本職は力士なんで、力士である以上協会のルールに則って生活するのが義務なんで、まあタイミングもちょっと合わなかったということで、今回は残念でしたけど、場所の方で活躍して地元の人に頑張っている姿を見ていただけたらそれでいいかなとは思っています」と、夏場所での活躍を誓った。

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