池江璃花子 辞退求める声へ、5つの投稿で複雑な思い吐露「私は何も変えることができない」
競泳女子で白血病を乗り越えて、東京五輪代表に内定した池江璃花子(ルネサンス)が7日、自身のツイッターを更新した。
コロナ禍で五輪開催に反対する世論が強まる中、「辞退してほしい」「反対の声をあげてほしい」というメッセージが届くことに触れ、計5つの投稿で複雑な思いを吐露。「私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。ですが、今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然のことだと思っています。私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。1年延期されたオリンピックは私のような選手であれば、ラッキーでもあり、逆に絶望してしまう選手もいます。持病を持っている私も、開催され無くても今、目の前にある重症化リスクに日々不安な生活も送っています。私に反対の声を求めても、私はなにも変えることができません。ただ、今やるべき事を全うし、応援していただいている方達の期待に応えたい一心で日々の練習をしています。オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです。長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守ってほしいなと思います。」と、綴った。
池江のメッセージに「そんなこと気にしてなくて大丈夫です。オリンピック金メダル頑張って下さい!」「出てください!それが勇気になります!」「選手は競技に集中あるのみです」と、多くの激励のメッセージが届いた。