IOCコーツ調整委員長 日本の国民感情に「懸念」も「計画通り開催間違いない」
国際オリンピック委員会(IOC)で、東京大会を担当するジョン・コーツ調整委員長は8日、シドニーオペラでのオーストラリア五輪委員会の年次総会出席後、報道陣に対して、開催に反対する世論が強まっている日本の国民感情について「懸念」を表明した上で「大会が計画通り開催されることは間違いない」と、話した。ロイター通信などが報じた。
IOCの副会長も務めるコーツ氏は、日本で五輪反対の署名が25万件以上集まっている状況について「それは懸念事項」と述べた。一方で「心配している人の数と日本で予防接種を受けた人の数との間に相関関係がある。ワクチンが日本で展開されるにつれて、それは改善されるだろう」との見方を示した。