アーティスティックスイミング 乾、吉田組がTR92点台 ロシアの「高さに挑戦」

 「アーティスティックスイミング・日本選手権」(8日、東和薬品ラクタブドーム)

 デュエット・テクニカルルーティン(TR)にオープン参加した東京五輪代表の乾友紀子(井村ク)吉田萌(ザ・クラブピア88)組は切れのある演技を披露して92・3760点を出した。小林唄、和田彩未組(長野ク)が83・0333点で1位となった。チーム・フリールーティン(FR)には、東京五輪に出場する日本(乾、吉田、福村、安永、塚本、京極、木島、柳沢)がオープン参加して93・6667点をマークした。井村クAが85・3333点で優勝した。

 デュエットTRの乾、吉田組にははっきりした目標があった。約1年9カ月ぶりの海外大会だった4月のワールドシリーズで、世界最強のロシア・ペアが水面上に高く突き出した脚に刺激を受けた。乾は「ロシアのデュエットの高さに挑戦しようと泳いだ」。最高峰の技術を見据えて舞った。

 これまでより10~15センチも脚を高く上げることが理想。水面上に出したい脚の位置に目印のシールを貼って鍛錬している。井村氏は「ロシアの大会の時よりも1ランク上がったレベルで2人が同調したら、よりメダルに近づく」と期待する。吉田は「ロシアに比べて足りないところを、最後の最後まで追求したい」と気合を入れ直した。

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