クボタが王者破り初の4強 CTB立川「新しい歴史を刻めてうれしい」
「ラグビー・トップリーグ、クボタ23-21神戸製鋼」(9日、エコパスタジアム)
準々決勝が行われ、クボタ(レッドカンファレンス3位)が、前回王者の神戸製鋼(ホワイトカンファレンス2位)を23-21で破り、初の4強を決めた。サントリー(レッドカンファレンス1位)は、リコー(ホワイトカンファレンス4位)と対戦予定だったが、リコーに新型コロナウイルス陽性者が多数出たため試合は中止となり、すでに準決勝進出を決めている。クボタとサントリーの準決勝は16日に花園ラグビー場で行われる。
数的不利となっても引くことなく、クボタが初4強をつかんだ。キャプテンのCTB立川は「厳しい状況でも全員でハードワークできた」。仲間と抱き合い、前回王者を倒す番狂わせを喜んだ。
前半、先制を含む2トライ後の同29分にSOフォーリーが危険なタックルで退場。14人となり後半に一時逆転を許したが、最後はWTBファンデンヒーファーが決勝PGを沈めた。
この日はTL初の試みで「母の日」を記念し、クボタの選手全員がピンク色のソックスを着用。立川は「新しい歴史を刻めてうれしい。次もいい準備をしたい」と、すぐに準決勝のサントリー戦へ切り替えた。