朝乃山が連敗 かど番正代は物言いの末、冷や汗辛勝 照ノ富士は万全3連勝
「大相撲夏場所・3日目」(11日、両国国技館)
4大関は朝乃山(高砂)が連敗を喫し1勝2敗。照ノ富士(伊勢ケ浜)は3連勝。貴景勝(常盤山)、かど番の正代(時津風)は2勝1敗とした。
照ノ富士は翔猿(追手風)を上手投げで下した。立ち合い相手の右腕をたぐって左の上手をとると、豪快な上手投げで仕留めた。4日目は小結御嶽海(出羽海)と対戦する。
かど番の正代は結びの一番で小結大栄翔(追手風)と対戦。物言いがついた末、軍配通り勝った。立ち合いから前に出たが、引いたところを逆襲された。最後は両者離れた形で、片足で土俵際でこらえた末に土俵を割った。軍配は正代に上がり、物言いがついたが、軍配通りとなった。4日目は翔猿と対戦する。
朝乃山は若隆景(荒汐)に寄り倒しで敗れ2日目から連敗。立ち合い大きく変化され、不利な体勢から押し込まれたが踏みとどまって右の下手を引いた。しばらく動きがとまった後、仕掛けた相手に対し朝乃山が前に出たが、残された。下手を切られて逆襲に遭い、最後は引いたところを流血した相手に寄り倒された。4日目は北勝富士(八角)と対戦する。若隆景は流血しながら、対大関2連勝。
大関貴景勝(常盤山)は北勝富士(八角)を押し出しで下して2勝目。立ち合い頭で当たり、突っ張りで相手の体を起こした。土俵際で粘られたが、構わず攻め続けて押し出した。4日目は明生(立浪)と対戦する。