コロナ陽性の佐賀県聖火リレー関係者 対面会食複数回していた 組織委「遺憾」

 東京五輪組織委員会は11日、新型コロナウイルス感染症の陽性が10日に発覚した佐賀県内の聖火リレーに従事する関係者が、複数回にわたって所属元関係者計8人と会話をしながら対面で食事をしていたことを明らかにした。

 同席での食事を避ける、対面での着席を避けると共に会話は一切しないことが組織委の感染予防策に定められていた。陽性該当者と食事をした8人と、接触のあったスタッフ17人がPCR検査を受けた結果いずれも陰性判定だった。

 組織委は「受け入れていただく地元の方にとっても安全で安心な聖火リレーの実施を掲げている中、このような事案が起きたことは遺憾であり、東京2020組織委員会は、当人の所属元及び所属元関係者に対して厳重に注意を行い、あらためて感染予防の徹底を要請したところです」と説明。

 さらに「佐賀県及び県民の皆様に対しては、本事案について大変なご心配をおかけし、お詫びを申し上げます。今後の聖火リレーの実施に際しては、行動ルールの遵守をあらためて徹底してまいります」と謝罪した。

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