五輪競泳メダリスト 「パーティーしてるならオリンピックして」
競泳女子アテネ五輪銅メダリストの中西悠子氏が15日に放送された読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」にゲスト出演。反対の声が噴出している東京五輪・パラリンピックについて「パーティーしてるならオリンピックして」と訴えた。
現在、後進の指導に当たっている中西氏は、五輪の意義について「アマチュア選手が目指す最大の祭典なので、人生をかけている。東京なので開催国枠もある。1年延期で(五輪に)行けた人、諦めた人、いろんなアスリートの気持ちを考えると、どういうモチベーションでやっているのかと思う」と、選手の気持ちをおもんぱかった。
一方で「かといって医療崩壊とか感染拡大と聞くと、オリンピックをしてほしいと言えない現状もある」と複雑な心境も。4月に自民党・自見英子議員の100人規模の政治資金パーティーに参加していた日本医師会の中川俊男会長の話題を例に出し「正直、パーティーしてるならオリンピックしてほしいというのもある」と話した。「アスリートの気持ちを炎上覚悟で代弁したら、やっぱりやってほしいと思う。4年に一度のオリンピックに出たくてやっているので」と、大会にかける選手の気持ちを伝えた。