自転車・BMX 中村輪夢が予選1位通過「そこそこの走りが出来た」

 「自転車・BMXフリースタイル・パーク・マイナビジャパンカップ」(15日、境町アーバンスポーツパーク)

 男子エリート予選が行われ、東京五輪代表の中村輪夢(19)=ウイングアーク1st=は、2本平均で86・00点をマークし、1位で16日の決勝進出を決めた。

 昨年9月に左足かかとを骨折し、今大会が復帰戦となった中村。1本目を完璧に走りきると、2本目では、けがをする前に完成させていた新技の「360・バースピン・トゥ・バーバックスピン・トゥ・バースピン(体と自転車を横に一回転させながらハンドルを一回転、逆に一回転、1回目と同じ方向に一回転)」を初披露し、「緊張したけどそこそこの走りができた」と振り返った。

 この日の1本目では、ラッパーのANARCHY(アナーキー)さんが大けがを負った中村のために書き下ろした応援歌「HIGH AIR」を聞きながらライディング。「『今は嵐の前の静けさ』というフレーズがあるんですけど、まさにそうやなと思って。大会で爆発できるようにと思ってずっとトレーニングをしてきたので、明日しっかりそこを見せたい」。決勝で実力を見せつけ、完全復活を印象づける。

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