ソフトボール女子日本代表が１８日、東京五輪に向けた強化合宿を行っている群馬県高崎市でオンライン取材に応じた。宇津木麗華監督（５７）は、五輪開催の可否が問われる中、選手には「自分たちが一生懸命やることに集中していきましょうという話をした」と言う。エースの上野由岐子（３８）＝ビックカメラ高崎＝も、２カ月余りに迫った３度目の五輪へ「やるべきことをしっかりやって臨むだけ。後悔のない日々を過ごしていきたい」とともに落ち着いた様子だ。

　海外勢が予定していた日本国内での事前合宿が軒並み中止になり、日本代表も五輪までに海外勢と試合をするのは難しくなった。「そこが一番困っているところ」と同監督が言うとおり、直前まで行われていた日本リーグと、パワフルな海外勢とでは試合勘も違う。その代替として浮上したのが、６月下旬の日本リーグ若手選抜チームと実戦プランだ。

　未来の日本代表を担う金の卵と５日間、計１０試合を集中的にこなす予定。上野は「相乗効果があってすごくいい。私たちにもいい刺激があるし、若い選手もいい刺激を受けてくれると思う。個人的にはいい打者とどんどん対戦したい」と意義を見いだしていた。