東京五輪の聖火リレーは19日、新型コロナの感染拡大を受けて政府が緊急事態宣言を追加発令した、岡山県に到来した。26府県目。大会組織委員会は、ランナーらが走らずにトーチで聖火を受け渡す「トーチキス」方式で炎をつないで最後に聖火皿に点火する、無観客の代替イベントを、岡山市にある岡山城の敷地内で開いた。
初日は晴天の中、天守閣付近で6回に分けて実施。ランナーは約3メートル間隔で1列に並び、次の人に歩み寄り、トーチの先を互いに近づけて炎をつないだ。
開催直前に近くを通った50代の男性会社員は「緊急事態宣言下でのイベント開催は矛盾している」と苦言を呈した。