朝乃山への処分 27日理事会では結論出ない方針 芝田山広報部長が“入念調査”見解
「大相撲夏場所・14日目」(22日、両国国技館)
夏場所直前、キャバクラ通いが報じられた大関朝乃山関(27)=高砂=に対する処分は場所後の27日に予定する理事会では決まらない見通しとなった。22日、日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が電話取材で、「そこ(27日)には出ないと思います。そんなに早くは出ない」と説明した。
朝乃山は21日にコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事長)の聞き取り調査を受けた。「どうするか、話を聞いて、ちゃんとまとめて、足りないところを聞いて。さらっと聞いて、『はい、そうですか』にはならない。いろいろ聞かないことには進まない」と同部長。今後も関係者を含め調査し、処分内容を判断していく。
新型コロナウイルス対策のガイドライン違反に関し、朝乃山は当初、否定していたが一転させ報道内容を認めた。日本相撲協会に虚偽説明をした疑いで「3場所連続出場停止」以上の厳罰が下る可能性があり、大関陥落は避けられない見通しとなっている。